【amazon評価】★★★★★★★
ペアレントトレーニングで学んだABAの手法が、幼稚園児だった次男にはぴったりはまり、とても子育てしやすくなったためもっと勉強したいと思いこの本を手に取りました。
ペアレントトレーニング講座のあった半年間は、ロールプレイや実例をもとにした対応の話し合いをしていただいていたので、見当はずれになることもなかったのですが、ペアレントトレーニングが終了してしまってからは自分で正しい判断ができるようにならなくてはならず、少しでも多くの知識を得ようと本を探していたのです。
「第一部ABAをベースにした指導ステップ-「やり取り上手」への道」は、ABAの基礎の基礎を教えてくれる構成になっています。
ペアレントトレーニングで学んだことを復習することになりますが、わかりやすく解説されています。
「第二部ペアレントトレーニングの勧め-ファシリテーションを応用して」では、ペアレントトレーニングの企画運営を目指す人に向けた内容になっていて、個人で勉強している私には必要のない内容でした。
「第三部ABAを学ぶためのペアレントトレーニングの実際-リアルを追体験してみよう!」の中には、ターゲット行動をどのように選択するのかが、例をもとに解説されています。
ターゲット行動をなににするのかは、ペアレントトレーニングの中心となるものなので、大変参考になりました。
また、コラムもたくさん載っていますが、特に、ABAの特徴として「まず自分が変わること」と書かれたコラムにドキッとさせられました。
子どもの行動を問題ととらえているのは自分です。
自分の視点が間違ったままでは、子どもを導くことができませんよね。
この本ではABAを実施するうえで大切なことをいくつも教えてもらいました。
この本の付録として収録されている表は、ABAを行ううえで大変役に立ちます。
コピーして学校の先生に渡していて、ケース会議の時に巡回サポートの先生と一緒に考えることに使ってもらっていました。
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