【amazon評価】★★★★★★★★
※直接発達障害について書かれている本ではありませんが、発達障害児を育てるうえで非常に参考になった書籍です。
私はこの本を初めて読みきかせたとき、泣けてしまって最後までしっかり読んであげることができませんでした。
一年生の「ぼく」は、家でも学校でも怒られてばかりいると感じています。
自分では良かれと思ってやっていることなのに、先生にもお母さんにも怒られてしまうのです。
思ったことを言ってしまう、やってしまう点が、アスペルガー症候群とADHDの特徴が強く出る長男と重なりました。
「あーあ、ぼくはいつもおこられてばっかりや」「ほんとはぼく、『ええこやねえ』っていわれたいんや」このセリフが、いつも学校でも家でも怒られてしまっていた一年生の時の長男の言葉のように聞こえました。
「ぼく」が、七夕の短冊に「早く書きなさい」と怒られながら書いたのが、タイトルの「おこだでませんように」。
先生や親が怒るのは、促しであったり静止であったりするだけなのだけど、子どもから見たら、つらい出来事なのだとこの本で感じました。
しかし、怒っている先生や親を責める本ではありません。
どのように見方を変えていけばよいのかのヒントになる本だと感じます。
診断が付いたばかりの子どもに、怒ってばかりいると感じる親御さんに一度読んでもらいたい本の一つです。
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