発達障害と自立


こちらは、生の声(施設に通い、発達障害の特性によるつまずきを改善することができた体験談)を聞いたうえで考え出した、「発達障害と自立」についてお話ししていくページです。

発達障害と自立発達障害は生まれつきの特性ですから、その特性を「完全に消してしまう」と考えるのではなく、「特性をいかして自分らしく生きていく」「困りごとに対する解決法を身につける」といったポジティブな考え方にスイッチしていくことで、自立への第一歩を踏み出すことができると私たちは考えています。

「自立」とは、ある人にとっては「お金を稼ぎ、親に頼らず自分を自分で養っていくこと」であったり、また、ある人にとっては「発達障害のある自分を受け入れること」であったりするかもしれません。

(※ただひとつ、間違えないでほしいことは「自立とは、誰にも頼らず自分ひとりだけで生きていくことだ」と思い込まないでほしいということです。「自分にはできないことを誰かに頼む」ということも重要なスキルであり、決してそれは自立の妨げにはなりません。このスキルを身につけることも、とても大切なことなのです)

それぞれの「自立」に向かって、苦手なことや困りごとへの対応策を見出し、克服・緩和していけるとよいですね。

通う学校を選ぶことであったり、施設へ通うことだったり、ソーシャルスキルトレーニング(社会の中で生きていく上で必要なスキルを身につける訓練)を受けることだったりと、それぞれに方法は違うかもしれませんが、目的(自立を目指すこと)は同じです。

時にはつまずき、悩み、つらい思いをすることもあるでしょう。

しかし、明るい未来を諦めず、それぞれの素晴らしい人生を歩んでいってほしいと私たちは願っております。


📌体験談

下記は実際に施設に通い、発達障害の特性によるつまずきを改善することができたお話です。
※それぞれクリックすると記事が表示され、内容を読むことができます。


1.息子の進路選択

発達障害と自立_体験談息子は3歳の時に、公立保育園に障害児枠の園児として入園しました。
一人遊びが好きな息子のために、早くから集団生活に慣れてもらいたいということと、私が仕事復帰をしなければならないこともあり、保育園への入園を決めました。
多動傾向が強かった息子のために加配の先生をつけてもらって、手厚いサポートしてもらいながらの集団生活でした。
しかし、息子には過酷な保育園生活だったようでした。
ADHDと自閉的傾向が見られる息子は、保育園の頃が一番と言って良いほど感覚過敏の症状が強く出ていましたので、保育園内の園児の声や騒音に耐えられなかったようでよく泣いていました。
そこで、少し通常の子どもから離れた静かな環境で過ごさせてあげたいという思いもあり、大分大学教育学部附属特別支援学校へ親子で見学に行きました。

1?1.落ち着いた環境の中で学ぶことができる

発達障害と自立_体験談_落ち着いた環境の中で学ぶことができる入学前に大分大学教育学部附属特別支援学校に見学に行った際、普段の保育園と比べるとあまりの静かさ、のどかさに驚きました。
息子のために選んだ学校は、小学部の定員が1学年3人の特別支援学校。
学年の人数の少なさも大きな魅力でした。
発達障害児は、本人にあった環境の中では思わぬ力を発揮することができます。
しかし、環境が合っていないと力を発揮することがないため「何もできない子なのでは?」と思われる場合もあります。
発達障害児が適切な環境で過ごすことは、十二分な才能を発揮することになることと、学習能力も大幅に変わってくるため、親が思っているよりもずっと重要なことなのです。

1?2.心の安定を第一に考えてくれる

発達障害と自立_体験談_心の安定を第一に考えてくれる発達障害児が過ごす環境は「本人の気持ちを尊重し、心の安定を第一に考えてくれる」というのが必須条件です。

学校生活が始まったら、新しい環境の中で新しい人間関係が作られます。
しかし、発達障害児には以下のような特徴があり、健常児とも親の概念とも全く違うことが多いため、驚かされることが多々あります。

・新しい動作をすることが苦手
・新しい人間関係が苦手
・環境の変化を受け入れられない
・独自のこだわりが強い
・融通が効きにくい

息子の場合は、「小学校に入ったら学校で1日過ごす」ということを理解するまでにも3ヶ月かかりました。
「小学校へ連れて行かれると、いつ家に帰れるのかわからない」という先の見通しが理解できずに、学校へ行っている間中はほぼ泣き続けるパニック状態でした。
朝からずっと泣き通し、泣きながら給食を食べ、嘔吐して少し落ち着く、その後も泣き続け下校時間になるという毎日を3ヶ月過ごしました。
小学校に入学して登校を嫌がるようになることは全く予測していなかったため、親子共々とても戸惑った3ヶ月でした。
しかし、先生たちは「どうにかして心が落ち着いて、1日の見通しが持てるように」と根気よく指導して下さいました。

心の安定を第一に考えてくれる先生がいるということは、本人にとって何より幸せなことです。
本人にもだんだん「この人は自分のことを考えてくれている」ということも伝わっていきました。
この最初の3ヶ月のやりとりで、息子は学校や先生に対しての信頼関係も作って行くことができたのです。

息子と同じ自閉症のお子さんが同時期に公立小学校の特別支援学級へ入学し、同じように登校を嫌がっていたのですが、その学校では特別支援学級に対して加配の先生をつけることができず、保護者同伴での登校をお願いされていました。
いくら子どものこととは言え、子どもと一緒に学校へ行って1日過ごすということは親にとってはかなりの負担になります。
実際に3年間親子で小学校に通っている人も何人もいました。
自閉的傾向でこだわりの強い子どもの場合、知的障害の程度にかかわらずこだわりが強く出る場合もあるので、手厚い対応をしてくれる小学校を選ぶことが大切だと感じました。

1?3.障害の特性を理解した「カームダウンスペース」が確保されている

発達障害と自立_体験談発達障害児にとって、自分のスペースはとても大切です。
特に気持ちが乱れた時のための「カームダウンのスペース」が用意されていたことは、とても助かりました。
息子が通った大分大学教育学部附属特別支援学校は自閉的傾向のお子さんが多かったので、着替えなどの場所は一人一人のスペースが区切られていました。

学校ではちょっとした気温差や誰かの声などがきっかけで、一気に気持ちが不安定になったり、パニックになったりすることも多々あります。
そんなときにカームダウンすることが出来るスペースがあると、本人の気持ちが落ち着くまでの時間が短くなるのです。
子どもがパニックになると、先生や支援者もうろたえてしまいますが、一番辛いのは本人です。
パニックになると、泣き叫んだり、自傷行為・他傷行為が出てしまったりすることもあります。
パニックの時間を短くするためには、自分と信頼できる人だけになれる環境が必要です。
学校にはカームダウンするための小部屋があったので、パニックになった時は付き添いの先生とともに落ち着くまで過ごすことが出来ました。

時々、カームダウンのスペースを勘違いしている児童デイケアなどで「パニックになった子どもを、何もない部屋に落ち着くまでひとりで閉じ込めておく」という認識をしていることがありますが、これでは逆効果になることも多いです。
大切なのは、カームダウンのスペースで信頼できる先生やサポートスタッフがともに過ごしてくれることなのです。

プロの支援者は、パニックになっている子どもへ過剰な言葉かけもしません。
息子の通った学校の先生たちは、「どうしたの?何が嫌なの?」等の質問は一切せず、泣き続ける息子の背中をトントンと叩いて落ち着くのを待っていてくれました。
「どんな状態も受け入れ、ただ寄り添う事が愛なのだ」ということを深く教えてもらった対応に本当に感謝しています。

発達障害児も、自分に寄り添ってくれているのか排除されているのかは当然感じます。
息子の障害の程度は学年が上がるごとにひどくなっていきましたが、パニックになる回数は格段に減っていきました。
これは、学校でのパニック時の対応と、カームダウンスペースでの接し方が大きなポイントでした。

2.子どもの将来の生活を想定した学習内容

発達障害と自立_体験談_子どもの将来の生活を想定した学習内容発達障害児を持つ親御さんにとって、お子さんの将来が全く見えないという時期もあることでしょう。
私自身も、息子の将来を思い描くことはできなかったため、小学校入学時の説明会で「子どもさんの将来の生活を想定して、一人でいろいろなことができるようになっておきましょう」と言われて驚きました。
「将来も見えない、一生自分が面倒を見なければならないのでは……」という不安も持っていた中で、「この子たちは将来、入所施設やグループホームで暮らすことになるでしょう。その時、できるだけ身辺自立が出来ていたほうが、本人も過ごしやすいのです」と言われて納得しました。
将来の生活のために役立つことを学ぶということは、息子にとっては算数や国語を学ぶよりずっと大切なことなのでした。

2?1.身辺自立:できないことをできるようにする

発達障害と自立_体験談_身辺自立:できないことをできるようにする発達障害児は、小学生頃までは手先が不器用なことが多いです。
息子も手先を思うように動かすことができずに、全てのことが乱雑になっていました。
特別支援学校では、身辺自立に特に重きをおいていますので、日常の繰り返しの指導を通して根気よく教えてもらいました。

発達障害児は、洋服の着替え、ボタンかけ、着替えた洋服をたたむこと、洋服をハンガーに掛けることなど、ちょっとしたことでもできないことが多いのです。
特別支援学校の指導では、「出来ないことを出来るようにすること」「将来までに出来るだけたくさんできることを増やしていく」ということが日々の学習に組み込まれているため、1日のルーティンの中で身辺自立のスキルを身につけていったことがたくさんあります。
また、目的が達成された時は「できたよシール」をカレンダーに貼っていくなどの視覚支援も利用しながら、課題ができたことが本人の喜びになるように指導してくれました。

一方、公立小学校に通う発達障害児は、どうしても身辺自立が遅れてしまうように感じます。
私自身、公立小学校に通う発達障害のお子さんを見る機会が多く、身辺自立の遅れや、非常に厳しい状況で過ごしていると感じることもありました。
小学校では体育の授業のたびに体操服に着替えますが、体育の授業でみんなと同じように着替えられない、遅くなってしまうなどが原因でいじめが発生することもあるのです。
トイレの後にスカートを巻き込んでしまっていることを気づかずに、そのまま歩いているお嬢さんがいじめられてしまったことも見聞きしました。

「世の中は甘くない」という概念から、発達障害児にも公立小学校の体験をさせようと思われる親御さんもいらっしゃいますし、確かにその考えも一理あります。
その場合は、親御さんが家庭でお子さんの身辺自立をしっかり教え込んでいかねばならないと思います。

発達障害と自立_体験談

2?2.宿泊学習でトータルな身辺自立の学習

発達障害と自立_体験談_宿泊学習でトータルな身辺自立の学習息子の通った大分大学教育学部附属特別支援学校では、日々の授業の取り組みとしても身辺自立を重要視している学校で、学校内に宿泊施設が完備されていました。
その宿泊施設を利用し、1日を通してトータルな身辺自立の確立のために、年に2回の宿泊学習が用意されていました。
発達障害児はお風呂や歯磨きも雑なことが多いため、宿泊学習では同性教員がつきっきりでお風呂で体を洗うことも指導してくれました。
宿泊学習は、1日の流れとして必要な身辺自立を全て学習する体験の場でしたので、歯磨きの手順、布団の上げ下ろし、布団カバーやシーツの取り付け、洗濯、洗濯たたみなど、トータル的に組み込まれていました。

息子はこの宿泊学習が泣くほど嫌で、小学生のうちはかなり泣いて抵抗していました。
しかし、だんだん受け入れて行くようになり、学年が上がるごとに宿泊学習が楽しみになって行きました。
年にたった2回の宿泊学習なのですが、積み重ねの体験というものは身についていくものです。
息子は12年間、24回のお泊まり学習を経験し、着替えはもちろん布団の上げ下ろし、シーツ、お風呂での体洗いなどたくさんのことができるようになりました。

この宿泊学習は、学校が子どもに身辺自立をトータルで指導するという目的と、親へのレスパイトの提供でもありました。
初めての宿泊学習の時、先生から「いつもケアしなければならないお子さんから解放された時間を提供する事も目的にあります。普段優先出来ない兄弟児との時間を大切にして下さい。余裕があれば、夫婦で食事に行ったりして下さいね」ということを伝えられてとても驚き感激しました。
宿泊学習で息子は身辺自立の確立をする事が出来るだけではなく、いつも後回しになってしまう兄弟児が両親を一人占めできる時間にもなり、学校側の心温まる配慮に私たち家族も大きく支えられました。

3.自分の得意なことを伸ばす

発達障害と自立_体験談_自分の得意なことを伸ばす_軽作業特別支援学校では、学習だけでなく作業学習が並行して行われます。
学校では様々な遊びの活動を通しながら、働くことの喜びや社会生活に必要な技術を高めることを育ててもらいました。
特別支援学校に通う生徒は、中学部または高等部を卒業したら、いずれかの施設で軽作業をするか、一般企業の障害者枠で働くことになります。
障害児デイサービスなどでも、軽作業をする所が増えています。
働くことに価値を見出せないと、1日を施設で過ごすことは困難になります。
そのため、障害の程度に関わらず「働くことの大切さ」を学んでおく必要があるのです。

3?1.小学部から高等部までの一貫した教育で、得意分野を見つけやすい

発達障害と自立_体験談_農作業小学校入学時は「息子には何が向いているのか」など、皆目見当がつきませんでした。
それどころか「発達障害=何も出来ない子」というレッテルを貼られていることも多いです。
しかし、発達障害児は、やり方がわからないだけで、やり方やコツさえ掴めば他人より丁寧で美しい作業をすることが多いのです。
また、独自の美学を持っている人も多いので、美的センスも独特であることも。

息子が通った大分大学教育学部附属特別支援学校では、中学部では農作業が必須でした。
「農」は障害者の就労先にも多く選ばれる選択肢ですが、「農」が体力的に向いている人には一生の仕事にもなります。
丁寧に畑を耕すこと、雑草を抜くこと、水やり、収穫、選別等黙々と作業することが多く、発達障害児にはぴったりな仕事が多いのです。
息子も農作業を通して、完璧に草取りをすることができる才能に気づかせてもらいました。
大分大学教育学部附属特別支援学校の中学部では、農耕や園芸を中心にした作業学習の中で、作物が出来るまでのプロセスだけでなく、職業生活に必要な基礎的な技能、働く姿勢を身につけることができました。

発達障害と自立_体験談_農作業

3?2.卒業後の進路につながるような作業学習

発達障害と自立_体験談_卒業後の進路につながるような作業学習高等部に入学すると、いよいよ将来の仕事について考えながら授業が組み込まれていきます。
息子の通った大分大学教育学部附属特別支援学校では、1日のうち多くの時間が作業学習でした。
空き缶潰し、裁縫、クッキー作り、袋詰め、かご作り、パソコン作業などたくさんの仕事を体験しながら、本人がより集中して作業できるものを見つけていってくれました。

また、1年に2回は受け入れ可能な企業や施設へ現場実習があり、短期間で実際に仕事を体験させてもらう時期もありました。
このお試し期間があるからこそ、向き不向きもよりわかるようになっていったため、とてもありがたかったです。
洗濯畳みが上手だった息子は、クリーニング屋さんでタオルをたたむ仕事を体験させてもらいましたが、クリーニング屋さんの温度と騒音がダメで、かなりのパニックになってしまいました。
これも体験の場を与えてもらったからわかったことであり、好きなだけでは仕事にならないこと、職場の環境と本人の波長が合う・合わないがあるのだと痛感しました。
逆に、「本人には適した環境なのに、そこでさせてもらえる仕事がない」というケースもあります。
そのため、高校三年生の進路決定までにたくさんのことができるようになっていれば、就労先の選択肢も増えていくのです。

学生時代の作業学習を通して、たくさんの作業や手仕事を経験しておくことは、将来の選択肢と可能性を大きく広げてくれました。
最終的には、一人一人の適正に応じた進路先を検討し確保してくれるので、将来への不安は公立学校へ行くよりも格段に少なかったと感じています。

4.人とのコミュニケーション

発達障害と自立_体験談_人とのコミュニケーション特別支援学校は個別指導が大きなメリットでしたが、人とのコミュニケーションも指導に入っていたことも大きなメリットでした。
「発達障害があるから、人とのコミュニケーションはできなくて仕方ない」というわけではありません。
発達障害児たちは、生きるうえで人からたくさん助けてもらわなければならないことがあります。
しかし、困っている時に助けてもらえるためには「今困っているのだ」という意思を伝えなければなりません。
そのため、日頃から周囲の人ときちんとコミュニケーションを取ることができていることが重要となるのです。

4?1.挨拶がきちんとできることが重要

発達障害と自立_体験談_挨拶がきちんとできることが重要発達障害の有無に関わらず、コミュニケーションの第一条件は挨拶ができることです。
息子が在学中に卒業生が就労した施設の方の講演会を聞く機会が何度かありましたが、皆さんが口を揃えておっしゃることは、人とのコミュニケーション、特に挨拶に関してでした。
発語がある人は「おはよう」や「ありがとう」がきちんと言えること、発語がない人はジェスチャーで伝えることなどで、挨拶を通したコミュニケーションがきちんとできるようにしてくださいと言われました。
仕事内容自体は、環境を整えれば覚えることができる人が多くても、挨拶やコミュニケーションスキルを教えるのはかなりの時間を要するので、出来れば学校在学中にできるようになっていてほしいとのことでした。

それまでの私は、「生きて行くためのスキル」を身につけることが最重要だと思っていたため、挨拶やコミュニケーションの問題をクリアせねばならないと聞かされ、大きな衝撃を受けました。
しかし、この世は当たり前に人間社会であり、人と人が繋がる社会です。
「障害があるからコミュニケーションができない」なんてことはないのです。
息子は高等部の頃には、障害の程度は最重度、自閉傾向とADHDが強く混在している状態で、人との関わりも極端に苦手でした。

4?2.社会生活でのコミュニケーション

発達障害と自立_体験談_社会生活でのコミュニケーション現在息子は就労6年目ですが、社会生活で必要なのは、必要に応じて適切にコミュニケーションが取れることだと痛感しています。
社会生活や作業現場で、きちんと挨拶ができる人は周囲から愛されます。
たとえ上手に挨拶ができなくても発語がなくても「何かを伝えたい」という意図が伝わるので、人とコミュニケーションを取ることができますし、周囲からも愛されながらサポートされます。
現在、生活介護の場で軽作業をしている息子は、送迎車にて通所しています。
朝のお迎えが来ると、まず挨拶から始まります。
送迎をしてくれるスタッフへ「おはよう」と声をかけることで、本人の「仕事スイッチ」も入るのです。
息子が大分大学教育学部附属特別支援学校で過ごした12年間は、守られた環境の中で心の安定を図りながら、人とのコミュニケーションを基礎から学ぶことができた大切な期間でした。

4?3.子どもの進路選択は「どれだけ成長できるか」を基準に!

発達障害と自立_体験談_子どもの進路選択は「どれだけ成長できるか」を基準に!発達障害児にとって、今の世の中は生きづらいことが多いです。
息子も、保育園での集団生活は息苦しく、感覚過敏もマックスに出ていてとても生きづらかったと思います。
大分大学教育学部附属特別支援学校に通いながら、たくさんの不具合やつまずきを修復することができて、生きること自体がとてもスムーズになったように感じます。

人は環境に大きく影響を受けますが、発達障害児たちはとても繊細で敏感な分、周囲の影響も大きく受けてしまいます。
イライラした人が多い中では、周囲の怒りの感情をそのまま受けて、自分もイライラしてしまうこともあります。
不安な人が多い中では、人の不安な気持ちを感じ取り、自分も不安な気持ちに取り込まれてしまう、など人の影響を受けやすくなります。

発達障害児の進路は、親御さんが決めていかねばなりません。
本人によってより良い成長が出来る場所を選択してあげることが、親としての大事な役割であり、責任であると私は感じています。
お子さんの小学校選択の際は、本人が過ごしやすい環境かどうか、本人が成長していけるのかどうか、本人の才能や可能性が広がりそうか、などをポイントにして選択すると良いでしょう。

5.まとめ

発達障害と自立_体験談発達障害の息子が、 大分大学教育学部附属特別支援学校に通いながらできるようになったこと、変化したことをご紹介しました。
1日のうち長い時間を過ごすことになる学校選びはとても重要です。
小さいうちから将来を見据えた生活指導をしてもらえた特別支援学校の指導は、今まさに息子の生活全てを支えています。
特別支援学校での指導は、身辺自立、将来の就労、グループホーム等施設で豊かに生活するための指導だったと確信しています。

発達障害と自立_体験談

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小学部(1学年定員3名)/中学部(1学年定員6名)/高等部(1学年定員8名)
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