きぬよ先生の考える「治療」


きぬよ先生の考える「治療」「発達障害とは」にも記載の通り、発達障害は病気とは異なり、生まれつきの「特性」ですから、インフルエンザにかかったときに内科にかかったり、骨折したときに手術をしたりといった、完治を目的とした治療はおこなわれません。

発達障害の治療とは、発達障害児が「自分らしく」人生を歩んでいけるよう、療育施設へ通って言語聴覚療法やソーシャルスキルトレーニング(社会の中で生きていく上で必要なスキルを身につける訓練)を受け、未来への選択肢を多く増やしていくことや、必要であれば生活や勉強の手助けとして投薬治療をおこなうことが主となり、「特性」を取り除こうと考えるのではなく、本人の苦手なことや困りごとへの対応策を見出し、克服・緩和していくことが目的となります。

医師や作業療法士などの専門家との二人三脚での治療となるため、成長のたびに専門家の意見を聞き、また、困っていることを話せることが何より大切です。

また、「もしかしたら、この子は発達障害なのかもしれない」「自分は発達障害ではないか」と感じている場合、また、受診を迷っている場合は勇気を出して、少しでも早く病院やお住まいの市区町村の発達支援センターなどに問い合わせるといった対応を取るとよいですよ。


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