この本は、長男が小学5年生になった時にアスペルガー症候群の告知をするために購入しました。
それまでに受けた発達検査で長男は国語力の高いことがわかっていましたので、本を自分で読んで理解できると思いますよ、と病院の先生にも勧められました。
前半はアスペルガー症候群についての説明。
アスペルガー症候群は決して「おかしい」「へん」なものではなく、そのような特徴が自分にあるのだということを教えてくれる内容になっています。
前半を読むことで、自分自身を知ることにつながり、今までに感じていた違和感の原因を知ることもできます。
長男はあっという間に前半を読み終わってしまいました。
自分にそのような特徴があることを知り、「やっぱりね」という感じだったようです。
その特徴が治るものではない、自分が持って生まれた個性の一部だと知り、少しがっくりしてしまったようです。
後半を読めるようになるのはまだしばらく先かもしれません。
後半は、その特徴がある自分のままで、社会の中で生きていくにためのヒントが書かれています。
自分が自分でいることの大切さや、どうしたら生きやすくなるのかのアドバイスです。
しかしそれを読むことによって自分を変えなくてはいけないのではないかという抵抗感からか、長男は後半を読むことができません。
本人が受け入れる必要が出てきたときに、また渡してみようと思っています。
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