8つの視点でうまくいく!発達障害のある子のABAケーススタディ アセスメントからアプローチへつなぐコツ

8つの視点でうまくいく!発達障害のある子のABAケーススタディ アセスメントからアプローチへつなぐコツ
【著者】井上雅彦、平澤紀子、小笠原恵 編
【amazon評価】★★★★★★★★

ペアレントトレーニングでABAという心理学の手法を知りました。

家庭での“困った“を、理由からはっきりさせて減らしていこう、という使い方で教わり、実践することで子どもの”困った“行動の理由がわかり、楽になることを実体験しました。

そのため、ABAについてもっと詳しく知りたいと思いこの本を読みました。

私は本を読んで勉強しているだけで専門家ではないため、A(きっかけ)B(行動)C(結果)の分析がよくわからず、ABAの最大のポイントである、子どもが本当は何をきっかけにしてその行動をしているのか、行動の結果何を得ているのか、が的外れになる可能性もありました。

そのためにたくさんのケースを知りたいと思っていました。

“行動“については、つい目につくためわかりやすいのですが、なかなか行動の”きっかけ“が理解できなかったこともあり、この本で紹介されている23のケースを読むことで、子どもがどのようなことをきっかけにして行動してしまうのかという色々なパターンを知ることができました。

また、行動した結果得ているものが、私自身が”得ている“とは感じられないようなことである場合もあり、子ども自身が何を”得た“と感じているのかも興味深く知ることができました。

ケースの中にも“思い通りにならないとパニック”や“爪噛み””授業中の離席や友達とのトラブル“など、子どもたちの問題行動と重なるものがあり、学校の先生と一緒にどのような働きかけることが有効なのかを話し合うための資料としてケース会議に持っていったこともあります。

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