【障害者雇用】障がい者枠で働く私の体験談【メリット/デメリット】

仕事

発達障害の診断を受け、「これから障がい者枠で働こう!」と考えている人へ。

初めて障がい者枠で働く予定の人(今まで自分が発達障害であることを開示せずに働いてきた人)や、新卒にて障がい者枠で働く予定の人は「障がい者枠で働くイメージがわかない、わからない」と感じていらっしゃることでしょう。

今回は、大手インテリア小売業の障がい者枠で働く筆者が、障害者雇用について、またメリットやデメリットなどをご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

障害者雇用って何?

障害者雇用って何?障害者雇用とは企業や自治体が、働き口の少ない障害者の雇用を促進するための雇用形態です。

「障害者雇用促進法」に基づいて従業員50人以上の一般の民間企業は2.0%、国および地方公共団体は2.3%の法定雇用率を義務付けており(平成29年現在)一般の雇用とは別に設けられた特別な採用枠です。

最低でも週に20時間以上働かないと法定雇用率に算定されないため、私の会社では、障がい者枠で働く場合は「1日6時間働けること」が条件となっています。

会社によって「1日4時間、週5日」や「1日6時間、週4日」など異なりますが、前述のとおり「週に20時間以上働くこと」が条件となります。

また、働く時間が週20時間以上~30時間未満の場合は「0.5人分」とカウントされるため、雇用主は「1人分の人間を障がい者枠で雇う」ためには、「週30時間働ける障がい者を1人雇う(1人で1人分のカウント)」もしくは「働く時間が週30未満の場合は障がい者を2人雇う(2人で1人分のカウント)」ことになります。

そのため、休憩時間を入れて1日7時間勤務/週5程度で働ける障がい者を採用する企業が多く、週30時間未満の採用枠は競争率が高いと感じます。

障がい者枠に応募するには?

療育手帳まずは、障害者手帳が必要です。

障害者手帳は「私はこのような障害があります」という証明をするための身分証です。

発達障害の場合は「精神保健福祉手帳」もしくは「療育手帳」を取得しましょう。

申請は、各市町村の窓口で出来ます。

申請に必要なもの

  • 申請書
  • 診断書もしくは障害年金を受給していることの証書のコピー
  • 本人の写真

これらを提出し、各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センターの審査に通ると障害者手帳が交付されます。

障がい者枠で働く上で必要なので、障害者手帳は持っておくことをオススメします。

障がい者枠で働いて分かったメリット・デメリット

メリット

📌自分の障害に配慮した職場環境で働ける。

障害者雇用促進法では障がい者に対する差別を禁じており、また、障害者のハンディキャップを取り除いて働きやすくするために様々な配慮(合理的配慮)があります。

私が職場でしてもらっている配慮

  • 聴覚過敏のため、怒鳴り声などの大きい音を避けること。
  • 一気に物事を処理しないように「少しずつ処理していきましょう」などの声掛けがある。
  • 突発的な事にあたふたしてしまうため、そういった場面に出くわした際は「焦らずに落ち着いて行動してください」などの声掛けがある。

このような配慮をしてもらってるおかげで、今の職場は本当に働きやすいと感じています。

障がい者枠で働く際には面接で「配慮してほしいことはありますか?」と必ず聞かれますので、「配慮してほしいことが分からない!」という場合は、普段の生活や職場実習を通して「配慮してほしいこと」を見つけておきましょう。

📌残業が少ない

障がい者枠では、長時間の残業はあまり求められません。

私が今まで経験した残業は、最長で2時間程度でした(作業量が多い場合、また突発的なトラブルが起きた場合に残業をしました)。

世間を騒がせているような長時間の残業はあまりないので、ご安心くださいね。

📌自分の特性に応じた仕事を任せてもらえる。

障がい者枠で働く際には、あらかじめ仕事内容が決まっており、いわゆる「分業制」で働くことになります。

私の職場の求人票に書かれていた仕事内容は「後方作業」であり、職場実習を受けた際の仕事内容と求人票に書かれていた内容に相違はありませんでしたので、実習後に面接を受けて採用となりました。

現在もその特性を生かしながら仕事ができていて、本当に幸せです。

あらかじめ実習を受けると、その仕事との適性などが把握出来てオススメですよ。

📌周囲に感謝しながら仕事ができるようになれる。

感謝障がい者枠で働いていると、周りの従業員さんが配慮をしてくれたり、できないことをサポートしてくれたりと、様々な場面で周りの助けを受けることができます。

そうした中で、私は「周りの人のおかげでこうやって仕事を続けられるんだ、本当にありがたい」と思えるようになりました。

おかげで働くことが楽しいと心の底から感じています。

デメリット

📌お給料が少ない。

障がい者枠での採用は、契約社員やアルバイト・パートという不安定な雇用形態が多く、一般の正規雇用と比べて給料が少ないことが多いです。

筆者は時給900円/6時間労働/週5日にて働いていますが、手取りが9~13万と少ないため、実家で暮らしています。

現在、一人暮らしを目標にしているため、副業としてクラウドソーシングを利用し、Webライティングの案件をこなして月に1~2万円程度のお金を稼いでいます。

メインの仕事(障がい者枠での仕事)の他に、収入源を確保する等「お金の稼ぎ方」としっかり向き合って、働いていくことをオススメします。

📌全員が全員、障害への理解があるとは限らない。

悩み私の職場は従業員数が多いため、「この人は私が発達障害だと知ってるのかな」と考えてしまうこともあります。

強い口調で話す従業員がいる場合やストレス発散をするかのような言い方で注意される等、配慮されない場合もありました。

しかし、自分のことをちゃんと見てくれる従業員さんもいますので、その人たちを大事にして、仕事を頑張っていくと良いですよ。

それでも苦しい場合は、上司に相談したり、精神的に追い詰められてしまう前に転職を考えたりしましょう。

最後に:障がい者枠で働きながら自分らしい人生を探そう

発達障害情報ナビ今回は、私が実際に障がい者枠で働いてみた上で、メリットやデメリットをご紹介しました。

現在8ヶ月働いていますが、働く上でのやりがいは十分に感じることはできていますし、「働くことは楽しい!」と自信を持って言うことができます。

それでも「お金(お給料)」が一番の悩みです。

手取りも少なく自立するにも時間がかかる状態では、いくら障がい者枠での仕事に幸せを感じていても、今後の生活を考えると悩みは尽きません。

障がい者枠でのお仕事のお給料が少ない場合、何か副業を見つけて生計を立てていくことが必要となります。

それでもやはり、「働くこと」に幸せを感じ、自分らしい人生を歩んでいけることが一番だと筆者は切に感じています。

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